シンシアは作品を全力で楽しみたい!

主にカクヨムに投稿されている作品を紹介するブログ

拙作という言葉が嫌いだという話

拙作(せっさく)

1出来栄えのまずい作品。

2自分の作品をへりくだっていう語。

 

拙作(せっさく)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書より引用。

 

 

はじめまして、シンシアです。

 

これまでカクヨム作品の紹介記事を書いてきた等ブログですが、今回は新たな試みとして私の創作論についてを書いていこうかなと思います。

 

作品紹介だけ読みたいよという方は、過去記事だけでも読んでもらえると嬉しいです。

 

機械が絶対に手に入れることのできない感情とは何だろうか - シンシアは作品を全力で楽しみたい! (hatenablog.com)

 

 

 

今回のテーマは記事冒頭で引用させて頂きましたが、「拙作」という言葉についてです。

 

ここで書かれたことは私の創作論です。

 

特定の誰かのことを蔑む意図はありません。

 

 

それでは前書きはこの辺にして。

 

よろしくお願いします!

 

 

常套句としての意味

 

Web小説を読んでいると「拙作ですが、読んで頂きたいです」と紹介をされている方を多く見かけます。(同じニュアンスの文も含みます)

 

この場合は自分の作品のことをへりくだって紹介するために使われていますよね。

 

これは常套句です。

 

自分の作品のことを呼ぶときにとりあえず拙作と呼称するのです。

 

せっさくという言葉の響きも漢字自体も私はカッコよく感じます。

 

それに少しハードルが下がる気もします。

 

自信作です!と銘打たれて読んでみて、自分には合わなかった場合はなんだよこれと理不尽にも思ってしまいます。

 

拙作です。という言葉を見てからだとこの落差が軽減されるような気がします。

 

まぁ、こんなもんかなぁと飲み込めることが多いです。

 

「拙作」という言葉からはどこか奥ゆかしさのようなものを感じるのです。

 

 

読者への誠意

 

へりくだっている表現なのは分かりますが、どうしても拙いという意味も含んでいるので私はそちらの意味の方が先行して感じられるのです。

 

常套句として使われているであろう「拙作」という言葉。

 

そうであるならば、この言葉を使う作者はその作品のことを本心ではそうと思っていないのですよ。

 

拙い作品だと思っているのであれば、そもそも投稿しませんからね。

 

作品を公開した時点で人の目に触れる可能性があります。

 

どんな経緯で作品に行きつくかはそれぞれですが、読み進める一歩手前まで来てくれた方に対しての対応として、その作品を拙作と表現することがその人への誠意ある言葉だといえるのでしょうか。

 

私は誠意がないと感じます。

 

これから読む作品が拙いものだという言葉を受けて読むよりも秀でたものがあるという言葉を受けて読む方が絶対に楽しいものになるからです。

 

 

読み終えてくれた人に対しても同じことがいえると思います。

 

幸せな後読感に包まれている時に「拙作」という言葉が目に入ると、なんだか冷めてしまうのです。

 

ああ、こんなに面白かったのにと思います。

 

私はこんなにも好きだけど作者にとっては「拙作」なのかと、自分を否定された気持ちにもなります。

 

作品に対しての誠意

 

創作という行為は簡単なものではありません。

誰もが出来ることでもないと思います。

やっとの思いで創られたものです。

 

そんな素敵なものに「拙作」というラベルを貼ってしまうのはその作品がかわいそうに思えるのです。

 

このまま誰かに見られないかもしれません。

 

そうなった場合、作者である自分だけが読者なのです。

 

自分だけがその作品を愛してあげなければ、作品は独りぼっちになってしまいます。

 

そんなことはとてもつらいです。

 

作者とは確定された、たった一人かもしれない読み手だと思います。

 

生み出された作品に対して「拙作」だという言葉を付けることが誠意ある行為だといえないと思います。

 

 

 

最大の愛情を

 

作品に少しでも触れてくれたすべての人に(作者自身も)最大の想いをぶつけることが創作者の責任であると考えます。

 

読者に作品以外の所で心を下方向に揺さぶることはあってはならないと思います。

 

私は拙作だと表現するスペースが残されているのであれば、秀作、傑作であると自信を持って表現できる創作者でありたいのです。

 

最後に

 

ここまで読んで頂きありがとうございます。

 

拙作という言葉が嫌いだということを書きましたが、どうだったでしょうか。

 

私の過去記事を確認していたのですが、拙い文章ですがと書き綴っていました。

 

ブログを作品だと捉えるのであれば、私は私にナイフを突き立てられてしまいますね。

 

これからは自信を持ってブログを書いて行きたいと思います。

 

好評でも好評でなくても創作論はこれからも書いていきたいです。

 

無名ですが、創作論だけは一丁前に雁字搦めなタイプなので。

 

拙い文章ですが、気にいってくださった方は是非読者になっていただけると嬉しい限りです。私の拙作も読んでみてください

 

上手い文章だったでしょう! 気に入った人は是非等ブログの読者になるか、私の作品を読みに行ってくださいね!

 

 

拙作という言葉の使い勝手は異常ですね。

変わりになる言葉を考えたいものです。

下に私の作品のリンクを貼っておきます。

PVが1増えることが稀なので泣いて喜びます。

(秀作ですよ)

 

シンシア

 

kakuyomu.jp